徳島県南部、牟岐町にある有人の離島・出羽島(てばじま)。四国本土から連絡船でわずか15分の位置にある漁業の島です。
かつては1000人以上が暮らすほどに栄えていましたが、今は50名程が生活するのどかな島になっています。
有名な観光地やエンタメ施設はありませんが、島には静かで スローな時間が流れ、癒やしの空間が広がります。
出羽島は牟岐港から約3.7kmに位置する周囲約3.1kmの島。 島一周の遊歩道があり、出羽島灯台からは、東に紀州、西に室戸、南に太平洋、北に四国山脈が展望できます。
~ここがサスティナブル!!~
島の交流施設『波止の家(はとのいえ)』観光客も休憩場所として利用できます。縁側のような部分、これは実は“雨戸”なんです。普段は雨戸として閉じている部分を上下に開いて、上は庇に、下は縁側として使えるようになっています。これを『ミセ造り』といって、出羽島の多くの家がこのような造りになっており、その古くからの姿を今に残しているため、出羽島の集落は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
島の南西部にある『大池』に自生しているシラタマモは日本国内では数少なく、とても珍しい藻類です。島の南側は山になっているため、現地に行くには山越えをすることになります。
漁師の島の出羽島ならではの伝統料理『押し寿司』も『島そうめん』ご当地グルメです。この押し寿司と島そうめんは、文化庁が指定する100年フードに登録されています。