那賀町は、標高1,000m以上の山々に囲まれ、9割以上が森林といった地域です。 旧木頭村は、その那賀町の中でも、山深い場所に位置する人口約1,000人のエリアで、夏は川遊び、秋になるとあちらこちらで紅葉を楽しむことができます。
また、高知県側の玄関口となっており、最奥部には剣山麓から那賀川の清流が生み出される源流の地があります。高の瀬峡など紅葉の名所、山櫻やゆず畑など、自然豊かな田舎の原風景がここにあります。
~ここがサスティナブル!!~
【木頭柚】
気候が冷涼で、昼夜の寒暖差が大きく、夏期の降雨量が多いといった特徴があり、鮮やかな色合いや高い香りを有し、病気にも強い柚子が生産できる適作地となっています。
1961年に品種の系統選抜のための育苗が開始され、その品質は国内及びEUの市場から高い評価を得ています。
【阿波の太布製造技術】
太布は,古代から織られた堅牢な布で,徳島県では,剱山麓の祖谷地方や旧木頭村が主な産地であり,「阿波の太布」の名で古くから知られてきました。
長期の使用に耐え得る実用衣料として使用されており、「 太布庵」と称する伝承施設が設けられており,技術の継承が図られています。
【木頭杉一本乗り】
かつて山で切り出したブランドの杉“木頭杉”を、那賀川の流れを使って川下の町へ運ぶ手段として行われてきました。
現在では一本乗りによる運搬は行われなくなりましたが、先人達が残した技を後世に伝えようと企画されたのが“木頭杉一本乗り大会”であり、毎年8月には町内外問わず、外国の方なども参加をいただき賑わっています。
また地域では木頭杉の間伐材を使った、五稜箸、工芸品作りも行われ、好評を得ております。
【北川八幡神社農村舞台】
那賀町は全国有数の農村舞台の数を有しており、現在でも年間を通じて6カ所の農村舞台で人形浄瑠璃などの公演が開催されています。 秋の祭礼時に人形浄瑠璃公演が開催されており、人里から遠く離れた山奥で見る農村舞台は神秘的で幻想的です。